ミュシャ展


今日は上野の東京都美術館までミュシャ展に行った。ミュシャというのは19世紀末期のフランスで活躍した画家。先月テスト期間中にも関わらず神田を散歩しているとミュシャ展告知のポスターを見かけそこに彼の描いた絵が載っていた。それを観て俺はロートレックの絵も好きなんだけど同時期の『アールヌーボーの世界』を感じて一発で惚れ込んだので是非観てみたいと心に決めていた。それが今日だったという訳さ。
ところでミュシャのポスターは当時よくタバコやビスケット等の商業宣伝用に使われていてなかなかいい味を出している。っていうかすっごい綺麗なんですよ!!商品云々よりパッケージに心を奪われるような本末転倒の気もするんですけどね(苦笑)
西洋の絵画でありながら東洋の『アラベスク*1を取り入れていたり蓮の花を持つ女性の持ち方がどこぞの大仏の手のカッコにそっくりだった点にデビュー当初と売れっ子画家になったいわゆる有名な前述の画風、そして晩年の祖国チェコのことを描いた画風は全く違うものになっているのも観ていて面白かったです。200点くらい作品が展示してあっておまけに俺は美術館とか博物館とかに行くと普通の人の倍くらい時間かけて観てしまうのでかなり時間を費やしましたが充実した時間を過ごせた。
パンフとポスターを買ってみましたが家に帰りパンフで作品を観るたびになんかため息が出てしまう。ポスターは額まで飾ろうと思いましたが部屋にスペースがない!!トイレに飾るにも忍びないし…。

画像ではわかりにくいとは思いますがこのポスターは一番展示物の中で気に入ったものです。実はポスターよりハンズで買った額の方が値が高いという…(苦笑)他にも『ジスモンダのポスター』とかブレイクのきっかけになったものも好きですけどね。
やっぱり俺のツボにしっかりハマりましたよ。絶対にいい美術展!非の打ち所がない!!…あ、あった。それは人がちょっと多いことか。水戸とか盛岡の博物館では客が俺一人で貸し切り状態だったのでそういう点では嫌でしたね。東京だから仕方ない(苦笑)特に腹が立ったのはマナーの悪いばばあがあって横から入ってくるんですよ!思わずローキックかまそうかと思いました。

*1:唐草模様