貧乏神来るな。

今日もバイトの面接に行く。もうあんな貧乏な思いはしたくないんで。
さて今回はどんなバイトかと言えばモデルルームによくいるプラカード持ちですよ。土日祝日に稼ぎましょうというねらいですよ!
どうせ大した話をしないんでしょうと高をくくっていたらいきなりその事務所みたいなトコが『こたえてちょーだい*1の再現VTRに出てきそうなねずみ講セミナーとかやってそうな怪しい部屋。そこに俺と髪の薄い職がなさそうなおじさん、ガタイのいいおばちゃんと可愛い女の子、ブサイクなおねえさんの5人がいた。みんなプラカード持ちというわけでなくいろんなアウトソーシングもやっているらしい。しかしこんなトコに来てこの人たち本当に騙されてそうだ(笑)
そんな部屋で説明のビデオを見せられ終わって事務所の人がやってきた。長々とVTRと同じことを説明しているなかで気になる言葉。


まあ、面接をして縁がありましたらの話ですけどね。


そこで俺は今までにない緊張感を覚えた…。たかがプラカード持ちのバイトをしたいだけなのに就職試験のように合否を決めるなんて…。さっきのVで誰でも登録できるって言ったやん!!あれ嘘なんか??第一、プラカード持ちの善し悪しなんてどこで判断できるのか、いや、できない。*2

そして、面接が個別に始まった…。

ガタイのいいおばちゃんが部屋の後ろで面接をし出した。
おばちゃん「あの…私、軽作業と聞いただけで何をするのかわかんないんです…。」
意外にかわいい声だ(笑) しかし、そんな適当にバイト選んでいいのか??騙されてませんか?
面接官「ああ、大丈夫です。どの位の期間できますか?」
お「今はシーズンオフなんで試合が始まる春までになりそうなんですが…。大丈夫でしょうか…??」

シ、シーズンオフ?試合??ガタイいいし何の選手?おばちゃん!!女相撲??
俺はものすごく気になりながら横聞きしている間にもう面接は終わっていた。
おばちゃん誰だったの?ひょっとして大物?オーラなかったけども。

んで、俺の番。緊張します。
面「では、ukiyo-strangerさんはプラカード持ちをやられたいということで。」
浮「はいそうです!!是非おねがいしますっ!!」*3
面「ではなぜプラカード持ちをやりたいんですか?」

はぁ?
どういう質問だ!?プラカードを持つことに理由なんているのか??
まあそれは楽そうだからであり、何もすることがなくてボーッとしながら物思いにふけていようかなという気持ちがあるんだがそんなことを言ってしまえば俺がそれこそご縁のない人になりかねない…。プラカード持つのが子供の頃からの夢でしたってのも器がちっちゃい人間だと思われるしなあ。
そこで思いついたのが

浮「そうですねぇ…、(世の中にこんな楽な仕事もあるんだという)社会勉強の一環として経験をつめるチャンスがここにはあると思ったからですっ!!」

一見、月並みだが我ながらスジの通った回答である。よう言うた。だって答えようないでしょ。質問的にバカにしている。


面「ここは他に軽作業をやっているんだけど、興味ありますか?」

あるわけねえだろ。第一プラカード持つ分には『軽』作業も何もしなくていいんだし☆
しかしここで興味ないと言っても死神に続いて貧乏神にも追われてしまう結果になるので

浮「はい。」と答えてしまう。ここがネックだったのか…後々で。
面「それでは明日の夜までにお電話します。電話がこなかったらそのときはご縁がなかったということで…。」
うわ、どっかで聞いたセリフ…。
貧乏神に取り憑かれてないかどうかゾクゾクしてきた。



で、家に帰ってきて夕飯食べてると早速電話がかかってきた。
どうやら通っていたらしい…。しかし、いきなり


面「明日空いていますか?」
浮「え?プラカード平日もするんですか?」
面「いや、軽作業のお話で…。プラカードはまた…。」



話が違うじゃねえかよ!!



ここは軽く流して木曜にまた連絡するってことにしといた。
間違いなく俺に軽作業をさせるつもりだ。間違いない!
っていうか軽作業って何?何するの?おばちゃんにも詳しく話してなかったみたいだし本当に『軽』ですむのか。俺も騙されるのか…!?それより俺はプラカードは持つことはできるのか!!


そんなことで非常にどうなるのか悩んでるのでございますよ。でもお金ほしい。

*1:朝っぱらからドロドロ人間関係の証言をしている番組、結構面白い。

*2:反語

*3:キャピキャピな感じで(死語)