いのたに@徳島県徳島市

中華そば肉卵入りそば大 ¥650

徳島の中で一番日本全国に名が浸透している中華そば屋。
ご当地ラーメン愛好家であれば知らない奴はモグリと言ってもいいくらい。
この位名声を得ていれば自ずと行ってみたいと思い、この旅で計画としてはたとえなにがあっても絶対外したくないところであった。
前日下見をしたが駐車場がこの店を取り巻くようにして何箇所もあって驚く余裕で30台は停められそうだった。


平日*1においてもそんなに人が来るのかと思い10時30分開店とききその時間帯きっかりに店に入るとまだ客が入っておらず私がその日の最初の客となってしまった…早く来過ぎた(笑)

店内は一つのフロアに更に増築したようになっていて全部カウンター席でやはり広く、混雑時に備えて5,6人の店員のおばちゃん*2が開店してまもなくの店内で暇そうにしていた。そしておばちゃんのエプロンにはピンマイクが。こうやって大人数の客を捌いていくわけである。壁には著名人のサイン色紙が貼ってあり夏の風物詩・TUBEだとかサムシングエルス*3とかいろいろあった。ま、サインなんてぐちゃぐちゃ書いてあって誰だかほとんどわかんないのが現実なんで。


この店にはなかったけどサイン話ってことでロッテ・諸積兼司外野手のサインはなかなかいい、だって平仮名で『もろ』って書かれてるだけだし(笑) 


話が横道に逸れた。戻そう。



この店は食券制で券売機で私は中華そば肉卵入りそば大とめしを買いおばちゃんに渡した。(デフォルト・中華そば中は¥450)
第一番目の客だけあって待たないうちに中華そばがやってきた。この店はラーメンが来るのと同時にレンゲをお冷グラスの上に置くというしきたりがあるのだが、実は私はラーメンが来る前にお冷のグラスにあらかじめ束から割り箸を取って置く癖があって、箸が邪魔になってしまいおばちゃんがグラスにレンゲをどうにかして置こうとすごい困っていた…。


ごめんなさい、悪気はこれっぽっちもなかったとよ!!


そして食べ始める。スープは徳島ラーメンらしく色が濃く、『広東』の時とは違って味も濃いめに味付けしてあった。
チャーシューは豚バラ肉。しょうが風味。徳島というところは中華そばをおかずにして白米を食べるところなのでもう、「これをご飯と一緒に食べてください。」といわんばかりのしっかりとした味付け、濃い!
問題はめしでめし自体は良いもののたくあんの質があまりよろしくない。言っちゃ悪いが賞味期限とかヤバそうな味がした。ですけど、中華そば食べに来たのでそれは食べなけりゃいいだけのことではあるが。
生卵はヨード卵とおしながきに書いてあった。その生卵は最後にスープを飲み干すときに濃い味のスープと絡まってちょうど米のない雑炊をズズズッて食べているような感じだった。


そして最後にもう一枚、「チーズ、サンドイッチ!!」*4

撮っていると、「なん?完食してん?」って徳島独特の関西弁に近い訛りで気さくにおばちゃんが話しかけてきた。そう!ここのおばちゃんはみんな愛想がよい、そこまで店主が徹底しているとも聞く。ほんとに感じが良かった。


欠点としては過度の期待をして行ってしまったのでもう一押し何かほしかったところ。普通に美味しかったんだけど何か濃い味がどうも関東からとかの観光客に媚びてるような感じもした。昔と微妙に味が変わっていたりしてそう…。

ほなけんどな、徳島ラーメンをメジャーにしたのもこの『いのたに』の功績があってのこと、これは賞賛に値する。一食の価値は絶対あんねんて。ホンマやで(笑)

*1:食した日は木曜日

*2:ああ、おねえさんもいたな…

*3:うわ…超微妙…

*4:元ネタ・『MOTHER 2』の天才写真家