試験官。

ああ、今日もバイトをしてきましたよ。
今日は大井町線沿線の某学校でTOEICの試験官ですよ。
試験官なら楽に金を稼げるだろうという考えです。
それにしても腕時計が必需品で俺は携帯しか時計として利用してないため伯父に時計を借りて時報で秒まできっちり合わせて試験会場へ挑みました、初の試験監督をするという違う理由でね。
朝早くに集合させられ、責任者の話を聞いていた。
なんか話によると俺はどうやら教室で試験監督という役割ではないらしい…。
その代わり看板を持った誘導係りに任命された。
こんなときに念願のプラカード持ちになるとは…、何と言う皮肉。
しかもそういうことでわざわざ借りてきた腕時計は時間を計る必要のないことになってしまった。事前に渡された試験官マニュアルも読破しておいて完璧だったのに!!
まあ、いいや楽に金がもらえるんだし。
試験の受付の時間が近くなり間違った学校の構内に入らないように看板を持って仁王立ちしていた。係りのくせにえらそうにね。
やっぱり看板を掲げること以外にやることがないので人間観察をしていた。割とTOEICを受験する人間は学生だけでなく少し歳を食った者もいた。点数如何で出世にも響くんだろうね。ここは日本なのに。自分が就職するであろうところはTOEICで点数とろうとも関係はなさそう。
試験時間が近づいてくると受験者が大抵走って構内へと入っていた。
そこでやることもない俺は…
「早く走らないとこの時間はまずいと思いますよ!!お急ぎください!!」
とか大袈裟にうそぶいてテンパる人を面白がって見ていた。
こういうバイトは思ったとおり悪くないですよ。


で、試験が始まると準備室にずっと待機してて近くのコンビニで買ったファミ通を読んでいました。こんなことなら今抱えている明日提出のレポート持ってくればよかった。そのおかげで帰ってきてもドラクエできないよ。まじうざい!