お金がない。プライドもない。遥かなる2巻。
シガーマウスがしきりに俺に『DEATH NOTE』という漫画を読めと促していた。
どうせなんで読んでみた。シガーマウスの薦めてくる漫画は俺にとってはたいてい当たり*1なんだけどなぜか今回は半信半疑だった。
本当に面白いのかね…。
最近ジャンプなんて読んでねえし。
ひとまず一巻だけ買って読んでみる。
…
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これ面白え!!!
やべぇ、すごい先が気になってしょうがねえよ!!
死神のリュークが少しヌケててかわいい。
ああ、もう早く買いに行こうっと!
ところで金は今なんぼあったかな…。
財布の中を見てみると100円玉2枚、50円玉1枚…うっ微妙…
で、10円玉が…17枚!(笑)
あぶなっ、ギリギリで足りたよ〜。
しかしガキじゃあるまいし10円玉をジャラジャラと出して買うのはいかがなものだろうか。
家から一番近くの本屋はなぜかカフェと一緒になってる本屋でシャレた店なのね、だから買った後で店員が俺を「みっともないざますね。」「小汚いねぇ。」等と笑い話のネタにするに違いない!!
俺にだって意地とプライドがあるのでこのまま買いに行きたくはない。しかし何かいい策はないだろうか…。
そうだ!!
俺は家の前の自動販売機に向かった。
10円玉を10枚入れて取消しのレバーを引けば100円玉が1枚出てくる、ガキの頃やっていたことを思い出した。やることはダサいが人に見られていなければなんてことないもんね〜!!あったまいい〜☆
急いで10円玉を10枚入れコーラを買うと見せかけてレバーを引いた!!
チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン チャリーン…
月も濁る東京の夜に10円玉がつり銭口に返る音が10回こだました…。
おぉぉぉぉぉ(嗚咽)
なぜ、意思を持たないはずの自販機に俺は辱められなければならないのか…。
次だ次っ!!
本屋の行き道にあるもう一つの自販機へ向かった。
コインを10枚また入れてレバーを引く。
チャリーン!!
×10…
また失敗です。
もう諦めて恥を承知で本屋へと行った。
店員が引いてたら睨み付けてしまえばいいんだっ!何しろボクは客だぞ!!
そう意気込んでみた結果がこれ…。
なんで2巻がないんよ??
しかも3巻ちかっぱあるし…。
結局今日は諦めることにいたした。
踏んだり蹴ったりだな…ったく!!
*1:ってかはずれたためしがない